■横浜中華街・金香樓 コース料理
　五感で感じるサプライズ！詩吟コース

1.瀑布（滝）をイメージさせる前菜
＜サプライズ＞
李白の詩「廬山の瀑布を望む」の豪快な瀑布の水しぶきを思わせる雰囲気を演出した前菜です。皿の下から溢れる水煙はまさに瀑布です!!

2.佛跳牆（ぶっちょうしょう）壷スープ
佛跳牆（ぶっちょうしょう）はフカヒレなどの高級食材乾物等を数多く入れ、数時間煮込む料理です。壷に封じ込められているため、その味と香りは濃厚で、その香りで「修行僧でさえも思わずですらお寺の塀を飛び越えて来る」という詩が詠まれています。

3.花茶と大海老の塩味炒め
中国の詩に「世間絶品人難識　閑対茶経憶古人」というのがあります。茶経を読みくつろぎながら昔の人を想い、世の人は絶品というものを知らない」という意味ですが、これを料理で表現した自慢の一品です。

4.名古屋コーチンの四川風香り炒め
孟浩然の春暁（春眠暁を覚えず、処処啼鳥を聞く 夜来風雨の声、花落つること知る多少 ）にある、春の心地よい目覚めと鳥のさえずりを演出してみました。

5.黒酢入りスブタの江雪仕立て
中国･唐の詩に有名な「江雪」というのがあります。水墨画などでも多く描かれるこの風景は、雪の山間にある川の中で釣りをしている、物寂しげな情景を詠ったものです。酸味のある黒酢の風味と雪の砂糖とが絶妙なバランスです。

6.旬の味わい蟹料理
中国の諺に「秋风起，蟹脚痒；菊花开，闻蟹来」というのがあります。秋になると蟹が太り冬になると食べ頃になり、これが最高の贅沢だという意味です。今の旬に最も美味しい味わいをお届します。

7.農家に感謝！特製黒チャーハン
ぱっと見は「植木鉢の植物」。中身は上海たまり醤油で仕上げる黒チャーハンです。 唐の詩人･李紳は、この天の恵みに感謝し、農家の方々の苦労をたたえる詩「憫農」を詠んでいます。今まで見たことのない土の雰囲気が漂う炒飯です。

8.九龍球（くーろんきゅう）
「九」の字は中国では「久」と音が通じることから永遠或いは永久を意味し、とてもめでたいものとされています。また龍も非常に縁起の良い想像上の神様とされています。龍が生んだとされる九匹の子供をモチーフにしたデザートです。